嫁ブリって何？送るのは旦那側？嫁側？お返しはどうする？

結婚して初めて迎えるお正月。
二人で過ごすのか実家で過ごすのか、ワクワクしてきますね。

でも、ちょっと待って！
奥様のご実家に「嫁ブリ」というしきたりはありませんか？

しきたりを重んじるご家庭で、忘れたら一大事！

ここでは嫁ブリとその対象地域、嫁ブリのお返しについてまとめています。

さかさん

嫁ブリについてのアンケートも見かけました。

結婚して初めて迎える正月に、新郎家から新婦家へ鰤を贈る「嫁ブリ」という風習を昨日初めて知ったんだけど、これ知ってる人いる…？気になったので軽率にアンケート取ってみる。ちなみに北部九州、岡山あたりに残ってる風習らしい。私は北部九州出身だけど知らなかったよお…。
— あさぬの🌔 (@asnnn) December 12, 2016

嫁ブリとは何？
対象の地域は？
お返しは必要？
嫁ブリの注意点
どこで購入したら良い？オススメは？
まとめ

嫁ブリとは何？

嫁ブリとは「大切なお嬢様を頂きありがとうございます。良いお嫁っぷりです」という感謝の気持ちこめて、旦那側の実家からお嫁さん側の実家にブリを一本まるごと贈ること。

結婚した年の瀬だけに行う、一回のみの風習です。

【スケジュールの例】
2022年7月に結婚した夫婦の場合
　↓
2022年12月末に嫁ブリを贈る。
2023年以降は通常行わない。

ブリは出世魚でもあり、おめでたい魚といわれているので感謝の気持ちを伝える贈り物にもピッタリですね！

実際に、現在も嫁ブリの風習は残っています。

旦那様やそのご実家が、奥様のことを大切に想っていることが伝わる風習なので、もらって嫌な気はしないですよね！

今年、嫁入りした妹の旦那さんの実家より、「嫁ブリ」来ました🐟
九州北部地方には初正月に送る風習です✨

見事な天然もの！

るんるんちゃんは関東地方産まれなので
記念撮影📸#風習 #LOVOT #LOVOTとの暮らし pic.twitter.com/CriDn2Vo4X
— あきまつ@LOVOTるんるんオーナー (@LOVOT21) December 30, 2021

九州北部には娘が嫁に行った後の初の正月に寒ブリを婿家族が嫁の実家に贈る。って言う習慣があるみたいです。
よか嫁ブリ=良いお嫁さんぶりです
=良いお嫁さんを貰いました。って意味があるみたい。 pic.twitter.com/8t820dbYDE
— Ran@アメリカ南部 (@foodieorchid) December 27, 2019

対象の地域は？

主に九州の北部地方（福岡・佐賀・熊本）と岡山、北陸の一部が対象となります。

年取り魚は「東の鮭　西のぶり」という言葉もあるくらい、西日本のお正月にブリはつきもの。

特に博多は雑煮にブリを入れる伝統があるため、嫁ブリと聞くと博多をイメージする方が多くいらっしゃいます。

お返しは必要？

嫁ブリにお返しは不要です。

半身返しや、結婚・出産祝いのように内祝いなどはいりません。

届いたら電話やハガキでお礼の気持ちを伝えましょう。

※半身返し：頂いたブリをさばいて、半身をお返しする風習。

嫁ブリの注意点

ここまで嫁ブリについて書いてきましたが、ちょっと混乱させることを言います。

北陸の嫁ブリは、逆になります。

同じ「嫁ブリ」という風習でも、嫁側の実家から旦那側の実家に「娘の嫁ぶりが良くなりますように」、「娘婿が出世しますように」と願いをこめてブリを贈ります。

さらに半身返しも行います。
両家でブリを頂いて、幸福を願う風習です。

何気に伸びてる、久良漁協さん（笑）

今日は「嫁ブリ」という、結婚1年目のお正月にブリを御相手実家に贈る習慣の話を聞いたのですが、

北陸はお嫁さんの実家に
九州では旦那さんの実家に
と正反対なのですって！！

日本のしきたり面白いですねー(*´艸｀) https://t.co/lop3q13VXf
— うさぎ堂🐰【公式💙】 (@ainan_usagi) December 5, 2019